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F-15 Eagle

F-15C
F-15 EAGLEはマクドネル・ダグラスによって開発された、アメリカ空軍の主力戦闘機である。低翼面加重と二基の大推力のターボファンエンジンにより推力重量比が極めて優れた設計となっており、上昇、加速、旋回能力が非常に高く、優れた格闘戦能力を得ている。
F-4の後継機として開発されたこの機体はF-4やF-14より大きいが、複合素材の多用によりそれらよりも軽量である。1973年に初飛行し、現在でも主力制空戦闘機としてアメリカ以外にも、日本、イスラエル、サウジアラビアで採用されている。

航空自衛隊のF-15J

F-15に搭載されているAN/APG-63レーダーは、最大で160nm(約300km)探知距離を持ち、当時の戦闘機としては最大であり、現在でも大変優れている。このレーダーとAIM-7スパローの組み合わせにより、高い目視外戦闘能力を発揮した。
F-15の戦果は、今までに100機以上の航空機を撃墜し、被撃墜0である。これこそがF-15は空対空戦闘では最強と言われている最大の根拠だろう。

スペック
製造 マクドネル・ダグラス
全長 19.43m
全幅 13.05m
全高 5.63m
自重 12973kg
最大離陸自重 30845kg
エンジン P&W F100-PW-220
最大速度 マッハ2.5
実用上昇限界 19500m
最大兵装搭載量 10710kg

バリエーション


F-15E
▲F-15E StrikeEAGLE
最高の制空戦闘機であるF-15を攻撃機にしたのがF-15E StrikeEAGLEである。
F-15Eの見た目はF-15Dにコンフォーマル燃料タンクを装着しただけのように見えるが、機体内部構造の60%以上が再設計されており、従来機との共通部分はほとんど無い。電子機器やレーダーなども従来機とは別物で、コックピットなども大幅にデジタル化されている。
クラスター爆弾を満載したF-15E

搭載兵装量は最大で約25000ポンド(約11トン)で攻撃機の中では世界最大の搭載量を誇る。クラスター爆弾CBU-59なら26発積むことが出来、それでもまだ空対空ミサイルを積むことが出来るというから驚きだ。

S/MTD
▲F-15 STOL/MTD
F-15にカナード翼と二次元推力変更ノズルを搭載した短距離離陸のための研究機

ACTIVE
▲F-15 ACTIVE
F-15 STOL/MTDに三次元推力変更ノズルを搭載したNASAの実験機



Photo
U.S.AirForce
JASDF
NASA


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